深長穴加工における逃げ確保のポイント

T15の薄板などに5H7の長穴加工を行う場合、5Φ以下の小径エンドミルで加工をする必要があります。この場合、エンドミルのΦ の3倍以上の加工を行うため、刃物が逃げてテーパーに仕上がる可能性があります。

上記のような逃がしを確保して、ロングのエンドミルからショートのエンドミルに変更することで、倒れが小さくなります。その結果、精度出しのために工数が削減できます。
Φ5以下で小径のエンドミルを使用して、5H7の長穴加工をする場合には、切削時に剛性の問題からテーパー形状になりがちです。穴形状を段つきにすると、切削工具を根元でつかむことが可能となり、テーパーの発生を防止することできます。

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